蒼き華に龍の口付けを
「へいへい。突然だけど、お前に異国の奴と取引をして欲しい」

「は?」

予想外の台詞だった。そしてようやくラウリの無表情が驚きに変わる。
勿論私も驚いたけど、ここの稼ぎが増えるのだったら悪くは無いと思う。

「驚くのも無理ないよな。もう少し詳しく話すからちょと静かにしてくれるか」

「話せ。理由次第では断る」

ラウリ、何故上から目線……いや、現実このままでもやり切れているから、断る事も出来る。

話を聞かなきゃ。私もそれ次第かな。
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