蒼き華に龍の口付けを
「あら? ラウリ、良いのよ。貴方が欲しがりそうな物を報酬としてあげようと思ったのに」
ラウリが欲しがりそうな物? そんな物あるのなら是非お目にかかりたい。
それはラウリも同じ事でどんなのだ? と訊き、七無さんはこっちにおいでと誘う。
「そうそう、蒼華ちゃんにもあるのよ」
「え!? 四季神もそれを知っているの?」
「いいえ、わたしの独自ルートで手に入れた物だから知らないわよ」
確かめに四季神に目をやる。項垂れたままで表情が分からない。
「え?」
「本当よ。さ、これなんだけどね」
おもむろに私の目の前に小さな立方体の桐箱を出す。ラウリにも細長い桐箱が出された。
ラウリが欲しがりそうな物? そんな物あるのなら是非お目にかかりたい。
それはラウリも同じ事でどんなのだ? と訊き、七無さんはこっちにおいでと誘う。
「そうそう、蒼華ちゃんにもあるのよ」
「え!? 四季神もそれを知っているの?」
「いいえ、わたしの独自ルートで手に入れた物だから知らないわよ」
確かめに四季神に目をやる。項垂れたままで表情が分からない。
「え?」
「本当よ。さ、これなんだけどね」
おもむろに私の目の前に小さな立方体の桐箱を出す。ラウリにも細長い桐箱が出された。