蒼き華に龍の口付けを
恐る恐る箱を開ける。そこには桜の花を象った銀色の指輪が入っていた。花の中央には瑠璃色に輝く石が嵌められている。
思わず七無さんを見る。彼女は悪戯っ子の笑顔で人差し指を私の口に当てる。
「ラウリには内緒。貴方は受ける気満々だから良いけど……ラウリ、受けてくれるのなら『それ』を貴方にあげるわ。どうする?」
「やろう。場所と日時を教えろ」
即答だった。ラウリがあっさり言う事聞くなんて……どんな報酬なんだろう? 私が覗こうとすると、七無さんに駄目と言われた。自分の報酬もラウリに内緒だから当たり前だよね。
「ほら、四季神! ラウリが了承してくれたわよ!」
未だに項垂れている四季神の頭を叩く。すると電波の悪いテレビが画面を映すかのごとく、元に戻った。
思わず七無さんを見る。彼女は悪戯っ子の笑顔で人差し指を私の口に当てる。
「ラウリには内緒。貴方は受ける気満々だから良いけど……ラウリ、受けてくれるのなら『それ』を貴方にあげるわ。どうする?」
「やろう。場所と日時を教えろ」
即答だった。ラウリがあっさり言う事聞くなんて……どんな報酬なんだろう? 私が覗こうとすると、七無さんに駄目と言われた。自分の報酬もラウリに内緒だから当たり前だよね。
「ほら、四季神! ラウリが了承してくれたわよ!」
未だに項垂れている四季神の頭を叩く。すると電波の悪いテレビが画面を映すかのごとく、元に戻った。