おためしシンデレラ


「3回目しようとしたらお前、気を失うように寝てしもたから」


3か・・・・・!?


最低だ、この男!!!




ソファーに座る莉子をすくい上げるように三村が持ち上げ膝の上に後ろ向きで乗せて、背中から覆いかぶさるように包み込む。


「莉子」


三村の手がゆっくりと莉子のお腹を摩った。


「これからじっくり愛されてることを実感させてやる」


律儀にも前に話したことを覚えていたらしい。




入籍だけして、莉子の身体が落ち着いたら披露宴をすることが決まった。

秘書ではなくなったけれど、別の役割で三村の隣にいられる権利を与えられたことが最高に嬉しい。


最低のオレ様は莉子限定で糖度100%になる。


三村の胸に凭れるように座って、その体温に安心する。



顎を上げられてキス。



きっとずうっと、オレ様の過保護は止まらない。



それも莉子は多分受け入れてしまうのだ。

幸福な生活としてーーーーー。


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