君のために恋をする


春の朝は清々しい程に気持ちいい。

起きたくないと思いたい。

けどそれは昨日までだ。

今日から名門校の生徒、瀬戸 桜として頑張るんだから!

それでもやはり眠い。もう一回寝たいな…

いやいや、高校生がこんなことを言っちゃダメだよね。

こんな変な私が名門校に入ろうと思った理由、私らしい、おかしなきっかけだった。

始まりは、友達の話だった。
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