君のために恋をする


「ね、桜早く行こーよ遅れるよ?」

「あ、うん」

ライは何故か今日から男子校なのだ。

オンナ好きなのに、もしかして、ついに男に行っちゃったのかな?

家を出て、バスを待つ間もそれを考える。

ライはそんなんじゃないし、それにその男子校は結構遠い、和ノ坂高校と同じくらいだ。

うーんやっぱり男に…

「桜ー!聞いてるかー?」

気が付くとライの顔が目の前にあった。
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