君のために恋をする
ライは、昔から隣にいる存在だった。

ずっと隣にいた。

「ちょっとライ、何やってるの…?」

ライから離れようとしても、逃がしてくれない

いつからこんなに…

プシュー…

「春野男子高校行きバスが発車します。」

二人とも振り返る。

「ほ、ほら行こうか!」

そう言って走り出した。

ねえライ、いつからそんなに変わったの?

いつから私を置いていったの?
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