不器用な恋に、口付けを。





晃介以外の男のとこなんか、行かない。





…分かってる癖に、とちょっと笑って晃介のことを見るあたしにまた嬉しそうに目尻を下げてくる彼。



それにすらこうもドキドキするって言うのに。






「ねぇ、…もらってあげよっか」






白やピンクや黄色や赤…様々な色で飾られたとても綺麗な街の中。



変わらず鳴り響くクリスマスの曲は、こうも気分を盛り上げるのかとさらなる高揚感に包んでくれる。



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