不器用な恋に、口付けを。




またカチカチとパソコンに文章を打ち込み始めるハゲ課長に苛立ちを隠せない。




ストレスは溜まる一方。


所詮は外の世界だけが華やかな空気に包まれているだけ。




カツカツとヒールの音を響かせて席に戻ったあたしは休憩を取ろうと、財布と携帯と煙草ケースを持ってオフィスから出て行った。



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