不器用な恋に、口付けを。





カチャッとそれを開けるあたしは一口含むと喫煙ルームへと移動する。


…このくらいが丁度いい。



コクのある苦いけどほんのり感じられるマイルドな味わいが口一杯に広がる。




「はぁ…」




最近溜息が多いかも。



言ってまだ二十三だし、こんなんじゃこの先干からびてしまいそうなんだけど。



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