不器用な恋に、口付けを。






さっきまで舞い上がってたことが馬鹿みたいじゃない。



相手がいるんならいるって最初からそう言ってよ。




今日のは単なるあたしへの哀れみ?

クリスマスに一人だっていうのが可哀想でそんなこと言ったの?




…そんなの、いらなかった。




まんまと踊らされて、




こうやってクリスマス冊子なんかも買っちゃって…。




ポロッと涙が一つ、頬を伝う。



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