幼なじみ
私達はお祭り会場についた。

「わぁ~屋台いっぱいー!」

「だな。」

「あ!わたあめ食べたい♪買いに行ってくる!」

と、歩き出した時。

(ドン!)

「ったぁ~!」

「あら!大丈夫?」

「あ……ごめんなさい!」

「何やってんだよ。ったく。」

「うっ……ごめんなさい。」

「ほら、はぐれるから。手。」

(え!?)

「え……。」

「///早く!手!」

「あ、うん!」

(パシッ!)

(また手……繋げた。)

「わたあめ一つください。」

「あいよ~!お兄ちゃん達、もしかしてカップルかい?青春だね~♪」

「あ……いや……あの……」

私がひとりであたふたしていると。

「そうです。カップルです。今日告白して付き合いました。」

(え!?は!?)

「え!?」

(ニヤッ)

(なに……その……ニヤッは……こわ!でも嬉しいかも。本当にカップルになれたらいいのに。)

「ありがとうございました。」

「幸せになー♪」

「はい!」

(はい!っておい!)

「…………」

(気まずくなってきたやんか!)

「あの、さ。」

「!?な、なに!?」

「俺、さ。」

「?」

「夜音が好きだ。」

「え……。」

「夜音は俺のこと。好き?」

「えっと……」

(なんて……答えれば……)

「好き?」

「えっと……す、すき……です。」

(ひゃー言っちゃったよ~!)

「俺も。」

「これって。」

「うん。カップル成立。」

「てことは、官軍は私の彼氏ってこと?」

「うん」

わけがわかりませんがカップル、なっちゃいました。

「夜音……すき。」

「官軍……。」

「ん……。」

「んん……。」

「また、キスできたね。」

「?また?一回したっけ?」

「笑うん。昔。」

そう言って、昔あったことを話してくれた。

「……だから今度は俺が夜音を守る番だから。
黙って守られとけよ?」

「笑うん!」

「ん……」

(またキスしてくれた///)
< 13 / 14 >

この作品をシェア

pagetop