幼なじみ
「ガラガラ……」

「おはよー」

「あ!夜音ちゃん!柚羽ちゃん!」

「来てくれたー!おはよー!」

私は自分の席に座った。

ふと、官軍の席に目をやった。

官軍が座っていた。

(来てたんだ。)

私がそう思いながら官軍を見ていると。

官軍がこっちを見た。

目が合った。

すると。

「ガタッ」

官軍が立った。

そして。

こっちに来る。

(え……。)

「よ、夜音。」

「!?な、なに?官軍。」

(話しかけてきたー!)

「あ、のさ。昨日はその。ごめん。」

「え……?」

「昨日みんなにちゃかされて腹たって。つい……。」

「あ~き、気にしてないよ!だって当たり前のことじゃん。私達は″ただの幼なじみ″だよ。」

「えっとさ。その事なんだけど。俺さ。」

と言いかけた時。

私はとっさに

「あ!官軍ごめんね!トイレ行ってくる!バイバイ!」

と、とっさに拒否してしまった。

(何やってるのよ!もぉう!)

私はトイレに行った。



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