幼なじみ
story官軍
「ガラガラ……」
夜音と柚羽が来た。
一人の女子が大声で言った。
「夜音ちゃん!柚羽ちゃん!来てくれたー!おはよー!」
俺はとっさにそっぽを向いた。
でも、すごく視線を感じる。
(な、なんだ?)
俺はゆっくり視線が感じる方向を見た。
(!?夜音!?)
俺をずっと見ていた夜音がいた。
夜音はすぐに目をそらした。
俺と目が合ったからだ。
俺は立ち上がり夜音に近づいた。
そして昨日のことを謝ろうと思った。
俺は夜音に昨日の事を謝り始めた。
そして大事なことを言おうとした時。
夜音は急に立ち上がり
「あ!官軍ごめんね!トイレ行ってくる!」
と言って教室を出てしまった。
(行っちまった……。)
俺が夜音に言おうとした言葉。
────────────
「えっとさ。その事なんだけど。俺さ。夜音をただの幼なじみだなんて思ったこと一度もない。一人の女として。いつも見てるから。」
────────────
(そう言おうとしたのに。はぁ……)