闇の中に咲くランの花 Ⅰ


逆に風がすごく気持ちよかったかな?


潤「奏はいつも通り飛ばしたんやろ?せやのに気絶せーへんとかほんまサイコーやわ!」


何言ってるのかよく分からないね?


綾斗「…………さすがだな(ボソッ」


綾斗まで何言ってるの?何のこと?

私だけみんなの会話を理解出来ずにいた。


コンコン


すると、部屋の扉がノックされた。


綾斗「誰だ?」


?「朱音(シオン)です。みんなが集まりました。」


綾斗「そうか、今行く。」


どこに行くんだろ?みんな集まったって言うからなにか会議でもあるのかな?


麻琴「じゃあ、いってらっしゃい!」


ここで大人しく私は待ってることにしよう。


奏「何言ってるの?麻琴も行くんだよ?」


麻琴「え?何しにいくの?」


楓「姫の紹介だよ?」


あっ!そっか蝗龍の姫になったことを知らせるために来たんだった!

忘れてたよ。うっかりうっかり。

そして私もみんなと一緒に部屋を出た。


ガヤガヤ

部屋を出ると外はすごく賑やかになっていた。うわお、たくさん人がいる。しかも見事に男の人ばかり…。

うぅっ…頑張れ私…。


綾斗「テメェーら静かにしろ!」

シーン

流石総長。一言でみんなを黙らせた。


綾斗「今日から蝗龍に姫が出来る」


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