闇の中に咲くランの花 Ⅰ
下っ端1「大歓迎ですよ!」
下っ端2「麻琴さんぐらいですよ!僕達と目線を合わせてくれた人は!」
下っ端3「2階からジャンプなんて……カッコイイです!」
思っていた反応と違い少し拍子抜けしてしまった。しかし、それと同時に心に暖かいものが広がった。
ココの人たちってすごい温かいんだね…。みんなの仲間なんだし、それもそうか。
綾斗「麻琴が姫になるのに反対な奴はいるか!」
下っ端「「「いません!」」」
綾斗「じゃあ命に変えても麻琴を守りきれ!」
命にかえて?
麻琴「ちょっと待って!」
綾斗「どうしたんだ?」
みんな綾斗と同じように『どうした?』という顔をして私に注目していた。
うわわっ、怖い怖いっ。発言して大丈夫かな?
麻琴「あ、あのね?私は守られるだけの姫は嫌なの!だから私の命よりも自分の命を優先して!それと仲間の命も!あと私に対しては敬語を使わないで欲しいのでよろしく!」
下っ端「「「わかりました」」」
麻琴「あぁ!だから敬語ダメだって!“さん”付けも禁止ね!わかったね!」
下っ端「「「オ、オッス!」」」
うん、まぁ敬語じゃないからいいかな?
綾斗「じゃあこれからも麻琴と仲良くするように!」
下っ端「「「はい!」」」
綾斗「以上で解散だ!」