闇の中に咲くランの花 Ⅰ


バカだよね。私が負けるわけないのにさ……


桃真「じゃあ行くぞ?……………よーい」


パン!

ピッ


50m短くない!?こんなに短かったっけ?


ピッ


あれ?

走り終えて息を整えながら振り返ると何故かみんな固まっていた。

なんでみんな固まってるの?


麻琴「おーーい?みなさーん……」


そんなふうに声をかけたが返事は一向に返ってこない。

早く戻ってこないかな……現実に…。


蝗龍・クラス「「「速くね!?」」」


おっ、やっと戻ってきた……。


麻琴「桃ちゃん私何秒だった?」


桃真「5″4……」


おぉ!やった!速くなった!


潤「ホンマに人間か!?」


酷くね?


麻琴「人間だよ!てか潤、遅くね?」


潤「遅くないわ!これでも6秒代やで!」


そうだね、そうだね。何してもらおっかなぁー


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