闇の中に咲くランの花 Ⅰ
潤「今だって、みんなに隠し事してるから…
『お前なんか仲間じゃない!』とか言われたら俺、もう生きていけない…怖いんや、ひとりになるのは…」
そっか………潤がこんなに苦しんでるのは私のせいなんだね…。
麻琴「そんなことがあったのに、隠し事させること頼んでごめんね?」
潤「いいの!約束は守らないと…やから…」
無理してるよね……だって、さっきから関西弁と標準語が入り交じってる。…混乱してるんだよね…。
麻琴「無理に笑わなくていいんだよ?」
潤「……………。」
麻「辛い時は泣いてもいいんだよ…」
潤「ヒック…わあぁぁぁあん!!」
私は潤を抱き寄せた。
潤「怖かったんだよぉぉぉおお!!」
麻琴「うん…」
潤「ひとりになりたくないんだよぉぉおおおおおお!」
麻琴「うん…」
潤「みんなと…みんなと仲良くしたいだけなんだよぉぉぉおお!!!」
麻琴「うん…」
わかってるよ?わかってるから