闇の中に咲くランの花 Ⅰ
翔希side

なんで俺は女の看病してんだ……

ジャンケンに参加したのは…愁がやってたから全員参加なのかと思ったからで……

まさかジャンケンに勝つとは思ってなかったな……

どうしよう。何したらいいんだろうか。

そんなことを思いながらずっとベッドのそばに座っていた。


麻琴「……めんな……さ……」


なんて言った？

すると、麻琴…がいきなり何かを言い始めた。


麻琴「ごめ………りゅう……」


やっぱ聞こえねぇ。

もっと良く聞こうと思って麻琴の顔に耳を近づけると…


麻琴「ごめ…ん…ね……流…星………」


《ごめんね流星》って………まさか、舞蝶の副総長のことか…？さっきの話の流れからいくと…なんでコイツ……舞蝶の人に謝ってんだ？

コイツは舞蝶の関係者？

スパイでもしに来たのか？

イヤ、でも記憶喪失だよな…


麻琴「ごめっ…ねっ…」


翔希「っ」


てか、なんで泣いてんだよ…

俺は指で女の涙を拭いた

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