闇の中に咲くランの花 Ⅰ



麻琴「そうかも……でもお腹空いた…」


帰ってきてから何も食べてないんだよ…。今日は運動もしたから余計にね


綾斗「帰ってきてから何も食ってないんだよな……じゃあお粥作るから待ってろ」


麻琴「うん……」


パタン

そっか、綾斗は料理出来るんだっけ?じゃあ安心だね。


翔希「…………んん?麻琴?起きて大丈夫なのか?」


すると、目を覚ましたのか翔希が目を擦りながらこちらを見ていた


麻琴「うんありがとね?看病してくれて」


翔希「あぁ……じゃあ俺、部屋に戻る。…なんかあったら呼んで?」


麻琴「わかった、おやすみ…」


翔希「おやすみ…」


パタン


翔希が普通に話してくれて嬉しいな…過去のこともだけど、会話ができて良かった…

だって前まで警戒されてばっかりで会話なんて何も無かったからね!?

心を開いてくれたのがすっごく嬉しいな…

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