闇の中に咲くランの花 Ⅰ

パクッ

麻琴「おいしい……」


熱のせいであまり味覚がないけど、優しい味が広がった気がした。


綾斗「お前、ホントになんもされてねぇよな……翔希に……」


麻琴「どうしたの?いきなり…」


綾斗からレンゲを貰ってひとりもぐもぐとお粥を食べているとそんなことを聞かれた


綾斗「心配なんだよ…お前のことが//」


ドキッ


麻琴「い、いきなりどうしたの?…可愛い発言しちゃって……」


綾斗「かわいっ///……あのn「ごちそうさまでした。…ん?どうしたの?」………」


なんで黙ってるのかな?言葉、遮ったから怒っちゃった!?


綾斗「何でもねぇよ…まだ熱あるんだし大人しく寝てろ…」


えっ?……戻っ…ちゃう…の……?


麻琴「……って……待って?」


綾斗「どうした?」


麻琴「…さ…寂しい……だからそばにいて?」


綾斗「っ///わ、わかった///お前が寝るまでそばにいてやるよ…///」


麻琴「ありがとう……綾斗…」


いい仲間ができたね…私。それに…もう少しで記憶が戻る気がする…………………………みんなの前から








消えなきゃいけない気がする………


麻琴side end
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