闇の中に咲くランの花 Ⅰ

それと翔希も麻琴を狙っている……ヤバイな…愁以外、みんな麻琴が好きなんだな…イヤ、愁ももしかしたら……

だから責めてかないと…って思っていろいろ言ってみたが……麻琴は THE天然 だからうまくかわされたよ……


麻琴「ん、んん?」


起きそうか?


麻琴「…ぅして……ばったの?…」


どうしたんだ?


麻琴「私…は…イラナイん……だよ………ね…………?」


《私はイラナイ》……だと?

麻琴「私が…………消え……………れば、みんな………………ヨロコブ……………………で…しょ?」


綾斗「はぁ?」


何で麻琴が消えたら喜ぶんだよ!


麻琴「バイ…バイ……はっ…ハァーハァーハァー」


綾斗「麻琴!?…おい!大丈夫か?」


過呼吸!?この場合どうすれば!?


麻琴「ハァーハァー…アヤ…ト?」


綾斗「俺はいるから…とりあえずゆっくり深呼吸しろ……」


麻琴「スゥーハァースゥーハァー」


綾斗「大丈夫か?」


麻琴「…ありが…とう…スゥースゥー」


ねたな……熱のせいでうなされてんのか?それとも……記憶が戻ろうとしている?

にしても、《私が消えればみんなヨロコブでしょ》って…どうゆうことなんだ?


綾斗「麻琴…俺らの前から絶対に消えんなよな……」




綾斗side end
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