闇の中に咲くランの花 Ⅰ


麻琴「でも今日は蝗龍と勉強するんだよな……どうしよっかな…」


ピクッ
春兎「蝗龍と勉強するって言った?」


麻琴「うん…どうたの?」


春兎「蝗龍がいるなら尚更だよ!僕も一緒に勉強する!」


尚更?どう言うことかな?


麻琴「いいけど…春兎頭いいじゃん!」


春兎「僕天才じゃないから分かんない問題ぐらいあるもん!」


“もん”だって!チョー可愛い!


麻琴「…いま何時?」


春兎「今はね……9時半!」


麻琴「9時半ね………………って9時半!?蝗龍のみんな10時には来るんだけど!」


春兎「そうなの?……じゃあいいじゃん!このまま寝てて!」


なんと!春兎の口からそんな言葉がでるとは…思ってたけど。


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