闇の中に咲くランの花 Ⅰ
そんなことを思いながら、私は桃ちゃんが教えてくれた窓側の一番後ろの席に向かった。
あれ?まわりが空席だ!やりぃ!私が男嫌いだって知ってるから周りに誰も座らないようにしてくれたんだね?もぉサイコーじゃん!
だけど…みんな見すぎね?めちゃくちゃ怖いんですけど…みるなよなぁ…?
クラス「(本当…可愛すぎだろ)」
視線が集まっているのがわかる…。そんな視線から逃れたい私がする行動はただひとつ!
麻琴「桃ちゃん!私、寝るから!」
桃真「えー?俺の授業くらいうけてくr「起こしたら…どうなるかわかってるよね?」 おやすみなさい」
よしっ!これで大丈夫!寝てれば誰も話しかけないだろうし、男の人もいないと思えば怖くないもんっ!……視線は感じるけど…。気にしない!ここは草原!あるのは草と花のみ!!
じゃあおやs「遅れましたぁー」
もうっ!誰!?ここは私の草原よ!?人間なんてひとりもいないんだから!邪魔しないで!入ってこないで!(←現実逃避もいいところだ)
?「綾斗のせいで遅れたんですからね、まったく。はぁ…」
?「うるせ…はえぇんだよ…」
?「うぇええ!?女の子がいるやんけ!」
チッ…気づきやがった。そりゃあ見るからに女の子がいるんだもんおかしいと思うよね、注目しちゃうよね!?最悪だぁ…一気にテンサゲ…