闇の中に咲くランの花 Ⅰ



蘭「無理だ…私といたらみんなが不幸になるから…………お父さんやお母さん……流星みたいに…」


桃真「あれは蘭のせいじゃないだろ!」


蘭「でも私さえいなければお父さんもお母さんも死ななかったんだ!それに流星だって植物状態になんてならなかった…だから私の所為なんだ!」


涼「お前がいなくなったら蝗龍はどうすんだよ!」


蝗龍…か


確かにみんなといた時は楽しかった…でも、私なんていなくても大丈夫だろ?

だって私はただの姫だ……居ても居なくても変わんねぇよ…。


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