闇の中に咲くランの花 Ⅰ




桃真「なぁ蘭…“自分なんていなくても大丈夫” とか
考えてないだろーな」


蘭「……。」


図星だ…なんで桃ちゃんはいつも私の思ってることズバッと当てちゃうんだろうな…


涼「お前がいなくなったら蝗龍のみんなは悲しむぞ?」


知ってる……知ってるに決まってんだろ…そんなの…みんなの事は誰よりも分かってるつもりだ。

でもみんなを危ない目に合わせないためにもこうするしか手はないんだ…


蘭「もう決めたことだから…今までありがとうな…」


バタン

早く部屋に戻って荷造りしよ。



蘭side end
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