闇の中に咲くランの花 Ⅰ


そうして屋上に繋がる扉の前まで来ると…


「「「「「「えっ!!!」」」」」」


なんと扉が壊れていた。


?「……鉄製のドア、でしたよね?」


?「簡単に壊せるようなドアじゃないよね…」


?「くんくんっ!あっー!女の子ホルモンが漂ってる!」


まだ言うか、変態が。しかもこんなところにいるわけないだろう。

そんなことを思いながら屋上に入ってみると


?「スースー…」


いや、ホントにいるだと?……しかも無防備に寝てやがる……。


?「なっ!言ったやろ!」


「「「「「お前は犬か!」」」」」


?「う〜ん…うるっさいなぁー」


俺たちの話し声で女の子は目を覚ましたようだ。


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