闇の中に咲くランの花 Ⅰ



ガラガラ

あっ!陸兄が戻ってきた


麻琴「陸兄?何の話してたの?」


陸兎「あぁ?それは麻琴が電話して聞いてみな?」


えー、そんな勿体ぶるような話したの?後で電話するつもりではあったからいいんだけどね…?


陸兎「それより麻琴?ルームキー貰ったか?」


麻琴「貰ってないよ?」


春兎「じゃあ僕らもついて行くからもらいに行こうよ!」


もー!かわいいなぁー春兎はっ!疲れが吹っ飛ぶよ〜。

私は春兎に抱きついた

ギュウッ
麻琴「春兎は、可愛いんだから♪」


春兎「ありがとう姉ちゃん!でも男に可愛いは禁句だよ…」プウッ


そう言って拗ねたようにぷぅっとほっぺを膨らます春兎

これは、可愛いとしか言えないっしょ!


麻琴「じゃあさっさと涼さんのところに行っちゃおう!」



その頃……


陸兎「チェッ、なんで春兎だけ…」


陸兎がいじけていたことを麻琴たちは知らない


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