闇の中に咲くランの花 Ⅰ
ガチャッ
麻琴「…………。」
扉を少しだけ開けて、おずおずと顔を覗かせた
?「おぉっ!麻琴!おったんやな!いやーよかったよかった!」
ビクッ
麻琴「………。」
この人、声デカいよ…。まぁ悪い人ではないと思うけどさ…。えっと…確か…潤…だっけ?
愁「すみません、突然お邪魔して」
麻琴「いえ…何か用でもありました?」
愁「えぇ。少しお話したいことがありまして」
…………。悪い人たちではない…。話を聞くだけ。うん。
麻琴「どうぞ、入ってください。飲み物出しますけど、何がいい?」
そう言って私がリビングの方に向かっていくとみんなも続いて部屋に入ってきた
綾斗「俺はコーヒー」
愁「では、紅茶を」
奏「僕は、オレンジジュース!」
楓「俺も、オレンジジュース」
潤「わいは、ココア!」
翔希「コーヒー…」
えっとー?まとめると…
綾斗・翔希 → コーヒー
愁 → 紅茶
奏・楓 → オレンジジュース
潤 → ココア
麻琴「わかった。適当に座って待ってて」
みんなバラバラな飲み物選ぶのね。協調性がないって言うか個性が強いって言うか…。