闇の中に咲くランの花 Ⅰ
麻琴「極々フツーの女子高生だよ?」
愁「そんな訳ありませんね。私は世界No.4のハッカーですよ?全く情報が出てきませんでした。」
へぇ。愁は指折り五本に入るハッカーだったんだ。知らなかった。
麻琴「多分、お兄ちゃんたちがロックしてるんだと思うよ?」
陸兄は確かハッキングは全然ダメだけど春兎が世界No.3のハッカーだったよね?
だけど私は春兎がかけたロックを解除したことがあるんだけどね。
楓「やっぱりな…」
やっぱりなってことは、私の情報が陸兄たちに守られてるってことは分かってたってことかな?
けど、自分の情報にロックかけてるわけじゃないんだよね。詳しいことは私も分からないから書けないだけ。
綾斗「もう一つ大切な話があるんだ」
さっきよりも真剣な表情になった綾斗。
そしてさっきまで携帯を触っていたり、飲み物を飲んでいたみんなも私たちに注目していた
…………なんだか嫌な予感するかもな
綾斗「蝗龍の姫にならないか?」