【完】好きだから【完】
「瑠璃っ!!」
瑠璃の後ろ姿を見つけると…俺は叫んでた…
愛しい名前を。
「恭くん…?」
瑠璃は涙目だった。
やっぱり…
「はぁ…はぁ…瑠璃、走るの速いな…」
「いや…そんな…」
急いで目をこすって隠そうとしてる瑠璃。
可愛いな…
「これ、忘れてたから…」
「あ、ありがとう。」
「急に帰ったらビックリするじゃん…」
「ごめん…私、」
瑠璃は本当に申し訳なさそうな顔をする。
その顔も好きだな…