【完】好きだから【完】


「はぁ…はぁ…っ、わたし………つらくなんか…ないよ…」


「何がだよ!辛そうな顔してるだろ!木崎先輩がすきで仕方ないって!」


「っ、…きょ…くん、ありが……と。」


「俺ら友達だろ?」


恭くんはそう言ってニカッと笑った。


「うん。」


恭君は…前に進んでる…
だから…私も進まないと…


「ついたぞっ!」


「はぁ…はぁ…」


私と恭くんがついたのは…保健室なわけがなくて、校門。


「瑠璃、俺はあっちで見てるから…後は、」


「恭くん…ありがとう!私、頑張るねっ!」


「あぁ!」




< 134 / 255 >

この作品をシェア

pagetop