【完】好きだから【完】
涙のあと
次の日………
私の顔は最悪だった。
泣き腫らした目は真っ赤で…
声はガラガラ…
本当…何やってるんだろう…私。
「お姉ちゃん…大丈夫?」
「瑠花…大丈夫だよ。」
昨日、ビチョビチョに濡れて帰ってきた私を…暖かく迎えてくれたのは瑠花だった。
「瑠璃、大丈夫?今日、学校休む?」
「ううん、行くよ。」
瑠花は何も聞かず…お母さんを上手くごまかしてくれたみたい。
「一緒に行こ…お姉ちゃん。」
「うん。」
瑠花なりに…心配してくれてるのかな?