【完】好きだから【完】
私はちょっとの間、一人で部室にいた。
それから陸くんが来て私たちは近くのファーストフード店に入った。
「何があったん?」
「………」
言えない…
木崎先輩が浮気してたなんて…
だって陸くんにとって木崎先輩は尊敬する先輩でしょ?
だったら言えないよ…
「瑠璃…何があっても木崎先輩を嫌いにならん。瑠璃も嫌いにならん。やから話して…そうやないと恭平呼ぶで?」
「それはダメッ!!恭くんには…迷惑かけたくない…嫌われたくないの…」
「それって!!」
「??」
「………っ、何もない…やから素直に話してや…」
「実は…」
私は昨日、見たことを陸くんに話した。
陸くんは静かに聞いてくれてた。