【完】好きだから【完】



「…お母さんって、」


どうして………?


「瑠璃…」


「……っ、」


「彼氏なんですって?お母さんに言ってくれたらよかったのに。今日はお父さん出張でいないからゆっくりして行ってね、木崎くん。」


どうして…木崎先輩が…リビングにいるの?


「お姉ちゃ…」


心配そうに…私を見つめる瑠花………ありがとう、大丈夫だよ。


私は笑顔なんでしょ?
恭君………


「先輩……部屋に行きませんか?」


「あぁ。」


「あら、ご飯は?」


「食べてきたから大丈夫。じゃぁ、ちょっと大事な話あるから…お母さん邪魔しないでね?」


「あら、残念。また後でね木崎くん。」


「はい。」


もぅ、逃げちゃ…だめ。



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