【完】好きだから【完】
「友里さん!あの…」
カラン・カラーン
陽気に鳴る…お店のドア…
「友里さーんっ!こんにちはっ!!」
「…………」
噂をすれば…
綺麗な笑顔の早苗さん…
「…あっ…裕太の彼女だ!」
私に視線をあわせ…優しく話しかけてくれる早苗さん……
「よかったら…今、時間ないかな?」
「え?」
「…ちょっと話したいんだけど………いいかな?」
「はい…」
心配そうに私をみる友里さん……
「友里さん…ごめんね、また後で来ます。これケーキ食べて下さいね。」
そう言い……早苗さんは私の前を歩き…店をでた。