【完】好きだから【完】



「クリスマスの時…木崎先輩といて幸せそうだった……それに、今、辛そう……です。」


「瑠璃ちゃん…」


「早苗さん…私……本当のことが知りたいんです。…二人の本当の気持ち……が。」


沈黙が続くなか…


早苗さんがゆっくりと話し出した。


「私……恋愛体質……なのかな?つねに彼氏がいないと寂しくて………」


「………………」


早苗さんは寂しくて…その寂しさを埋めてくれたのが木崎先輩。


木崎先輩は、早苗さんが呼ぶとすぐに来てくれる…だから、いいように利用していたらしい……。



< 201 / 255 >

この作品をシェア

pagetop