【完】好きだから【完】



「あの時も…彼氏と別れて寂しかった、だから裕太を呼び出したの……そしたら裕太に言われたの。俺って早苗のなに?って……」


「…………」


「私は…何も言えなかった……。裕太を傷つけた……裕太はそれから全く…会ってくれなくなったの。」


「…………」


「ちょうど一年ぐらい前かな?」


先輩が引退したぐらい……


「会わなくなって…気付いたの、私…裕太が好きだったんだって…」


「…………」


「裕太に好きって言いたくて…クリスマスデートまでこぎつけた…。」


「…………」


だから………あの時…早苗さん…あんなに幸せそうだったんだ。



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