【完】好きだから【完】



「私、最低なの…」


「瑠璃?大丈夫…?」


「陸くん…どうしよう…」


「瑠璃?」


「陸、ごめん。内柴さん…今、いいかな?」


「…………」


陸くんと話してると…割って入ってきた男の子。


陸くんの友達だ……


「………」


どうしよう…


「…今、ごめん。瑠璃、俺と話してるねん。」


「陸はいつも話せるからいいじゃん!」


「無理や、今、瑠璃は俺と話してんねんって言ってるやろ?」


「はぁー?!」


陸くん…


「大丈夫だよ、行こ…。陸くん…またあとでね。」


「ちょ、瑠璃!」


「ありがとう、内柴さん。友達がさ…内柴さんに一目惚れしたみたいで、そいつと友達になってほしくてさぁ。」


隣で話してる男の子…私、愛想笑い出来てる?



< 228 / 255 >

この作品をシェア

pagetop