【完】好きだから【完】




「そんな泣きそうな顔しないで…一緒に走ったげるから。」


えっ!?


「そんなの…悪いですよ。」


「いいから!ほら早く行くよ!」


「えっ!せっ先輩?」


そぅ言って木崎先輩は走り出した。先輩、サッカーは?


「先輩っ!授業いいんですか?」


「俺のチーム今、休憩だからいいよ。」


「ありがとうございます…」


どうしてこんなに優しんだろ?


どうしてこんなにかっこいいんだろ?


先輩の事を一つ知る度に、もっともっとって先輩の事を知りたくなっちゃう。


私は貪欲だ。






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