【完】好きだから【完】



校庭を一周なんてすぐで…
もぅ走り終わってしまった。


「もぅ授業中にぼーっとしちゃだめだよ?」


「はい…」


先輩のせいですなんて言えない。


「瑠璃ーっ!先生があと一分だって!」


「わかった!」


そう窓から叫ぶ友達。


先輩ともっといたいのに…


先生細かすぎるよ!


「じゃぁね。」


先輩が第二グラウンドまで走ってく…


「ありがとうございましたっ!」


私がそう言うと先輩は笑顔で手を振った…。



もっと話してたかったな。もっと先輩のサッカーをしてる姿をみたい…なんて気持ちを振り切り、私は教室に戻ろうとした。



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