【完】好きだから【完】



「いいだろ?」


「そんなの悪いよ。それに、ほら、まだ早いしっ!」


「早いって…」


時間はまだ6時…でも外は真っ暗。


冬だから日が暮れるのが早い。


「俺がしたいだけだから。それに暗いし危ないだろ?」


「………本当にそんなのでいいの?」


「うん」


「ありがとう…」


今日は恭君に甘えてばっかだ。


外にでると空は真っ暗で…白いキラキラしたものがふってきていた。


「ホワイトクリスマスだ。」


「どおりで寒いわけだ…。」


「うん…でも……私、ホワイトクリスマス初めてだからうれしいなぁ。」


なんて言いながら、手袋を出すために鞄に探る…


ゴソッ


鞄から出てきた…プレゼントの包み…


なんだろ?



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