【完】好きだから【完】



「ごめんね?そんなので…いらなかったら捨ててくれたらいいから…」


「捨てるわけねぇじゃん…嬉しい。ありがとう。」



恭君は笑顔で言ってくれた…良かった。


「これ、俺から…」


恭君から渡されたのは可愛くラッピングされた袋。


「えっ?」


「プレゼント、クリスマスだから。」


「そんな!もらってばかりで悪いよ…私…」


「いいから、クリスマスなのにプレゼントないとか寂しいだろ?それに…俺ももらったし…交換。な?」


恭君…口うますぎるよ…
本当…


「ありがとう。」


そう言って私は…袋をあけた。



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