【完】好きだから【完】
交わらない気持ち



体育館に入ると…ボールの音が響いていた。


「陸くんかな…?」


「かな?」


階段をのぼりながら、そんなことを言っていた。


体育館には、意外な人がいた。


「よっ!」


「市場先輩!それに…瀬野先輩と健吾先輩っ!」


卒業した瀬野先輩と健吾先輩に受験生のはずの市場先輩がいた。


木崎先輩……は?


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