潮風とともに

一昨日来たときも思ったけど、本当に美味しい。


食べすぎてしまいそう……


私は前にある料理を波瑠にも取り分けて手渡すと、
ふんわりと笑って受け取ってくれた。


「瑠碧、ありがと。しっかり食べろよ?」

「食べすぎて豚になっちゃうよ。。。」

私が気にしていうと、波瑠はニヤリと笑って
私の耳に唇を寄せると、


「もっとおっぱい大きくなるかもね?」

と囁いてきた。


ッッ!!!!!

「っもう!!波瑠のイジワル!」


「っはは!どんな瑠碧も可愛いよ。」


そんな私たちのやり取りを見ていたみんなが固まっていることに気がついて、私はまた恥ずかしくて俯いた。


「話には聞いてたけど……
波瑠、おまえ、変わったな。」

悟くんが呆然としたままいうと、ゆかりさんが隣で頷いた。 


「お兄ちゃん!私ら23年妹として生きてきて、そんは風に笑ってるの初めてみた!!!

お母さんにメールしないとっ!!」

ミキちゃんがバッグからスマホを取り出して本当にメールをしていた。




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