潮風とともに
反省しなさい!



昨夜は、波瑠に何度も何度も求められて

私は何度もイカされ

たくさん愛の充電をした。






たくさんの人が行き交う空港。


私達のように別れを惜しむカップルはこの中にどれだけいるのだろう。


美穂との待ち合わせ時間までまだ時間があるからか、
そこに美穂の姿はない。


私たちは今日、どこにも観光には行かずに二人でギリギリまで部屋で過ごした。



「瑠碧、来月行くの楽しみにしてるから。
またすぐに会える。毎日電話もメールもする。

俺の気持ちはいつもここにある。」


そう言って波瑠は私の胸元に手を置いた。


私は涙を目に溜めながら頷く


「次はあっちで待ってる。

私も、毎日連絡するからね?」


波瑠が流れる涙を優しく拭ってくれる。



「瑠碧、目つむって……」


波瑠が私の両手を握ってそう言ったので、
私は目を瞑った。


っちゅ……っちゅ……
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