潮風とともに
「その企画が社長に通れば、すぐにでも披露宴会場になるレストランを建設して、チャペルも作るって。
それまでは近くのそう言った会場を借りて、ブライダルサロンだけをホテル内に作って働けるようにしたいって言ってる。」
「波瑠、すごい!私、嬉しい!!!」
「そっか、、、よかった。弘人に伝えておく。
もしそうなったら、瑠碧に責任者を任せたいって言ってるんだ。美穂さんは学校は卒業していても実務経験がないからって。」
あぁ、そうか。美穂はすぐにレストランで働きだしたから、、、
でもそれなら披露宴の当日は美穂が担当として動けるし、それがいいのかもしれない。
私は頭の中でたくさんの事がめぐり、思い浮かんだ。
「波瑠、色々思い浮かんだよ!絶対にその企画通してね!
そしたら、私を迎えにきて?」
「わかった。約束する。瑠碧、待ってろよ?」
「っうん!!!……あ、もう戻らなくちゃ。
波瑠、今日は先輩とご飯に行く約束なんだ。波瑠との事聞かせてって。だから、仕事が終わったらメールするね」
「わかった。午後も頑張ろうな。」
波瑠はそう言うと電話を切った。
波瑠の話が本決まりになればいいのに。
そうしたら、一緒に働ける!!!!
明日にでも美穂に電話しよ!