潮風とともに


「弘人が瑠碧と直接やりとりしたいらしい。
来月の頭には社長に企画を提案したい。だから、瑠碧のアドレスと番号、弘人に教えてもいい?」



「今波瑠が知ってる番号はプライベート用だから、仕事用のをメールで送るね。」


やっぱりプライベートの方に波瑠以外の男の人の番号を登録したくない。

私の気持ちが伝わったのか、波瑠が嬉しそうな声でありがとうと言った。



「そろそろ寝なくちゃな。また明日の朝、電話待ってる。瑠碧、おやすみ。」


「うん、おやすみなさい」


私は電話を切ってから、波瑠にメールを送っておいた。


すぐに仕事用のスマホがなり、弘人さんからのメールが届いた。


今日はもう、時間が遅いからメールにしたということが書いてあり、詳しく明日にでも話がしたいということだった。


私は明日、夜17時からの打合せがはいっているため10時出勤だから、朝の8時に電話をすると伝えた。


これからの事を考えるとワクワクしてくる。


私はパソコンを開いて

新しくサロンを立ち上げる為に必要だと思うことを打ち出していった。



日付も変わり夜中の2時になっていることに気がつき、私は慌ててパソコンを落としてベッドに入った。
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