潮風とともに
「そうですね。話したら長くなるんで、またメールで後から添付しますけど、
まずはドレスを沖縄にある他の貸し衣装から借りてするのか、独自で買い付けをしてスペースを儲けるのかですかね。もし独自でするなら、ドレスコーディネーターをのちのち雇わないといけません。私たちも勉強はしてますし、私は色彩とかの資格も取ってるので始めは雇わなくても大丈夫だとは思いますけど、
後々サロンが波に乗ればプランナーの営業とドレスサロンは分けるべきです。」
「なるほどね。買い付けをして、このホテルでしか着れないドレスとかを使いたいな。まぁ、他とも契約をして、ここに気に入るのがなければ他店のものを使うとかがいいかもしれないね。それか、持ち込みにするか。」
「そうですね。持ち込みにして、持ち込み手数料をとるのがいいかもしれません。契約するとそれなりに金額を払わないといけなくなりますから、うち以外のドレスなら持ち込み金額がかかりますよの方が、、、」
「そうだね。そうしよう。他は?」
弘人さんがパソコンをタイピングする音が聞こえてくる。
「あとは会場装花とチャペル装花、ブーケなどをお願いする花屋との契約ですね、あと、照明と音響の会社との契約、司会進行をしてくださる方との契約ですね。
あとは、、、披露宴当日の新婦の介添人も必要になるんですけど、それはスタッフを雇えばいいので。
料理とかはどうするんですか?」
「料理は今のスタッフに増員してやってく。洋食を作れる人を引き抜いてきたいな。あとデザートと。」
そうか。レストランはあるけど、ファミレスに並ぶようなメニューと島料理ばかりで洋食ではないからなー。
これは、シェフが決まればメニューの考案もしたほうがいいかも。
「じゃあ、シェフが決まればメニュー考案もしないといけませんね。それが売りにできるプランも作れますし。」