潮風とともに


「私、頑張るね。プランもいくつか考えるし、立ち上げに必要なことも、考えるから!」


私のヤル気の源は波瑠。あなたよ。
あなたがいれば、何だってできる。


波瑠、待っててね。


「波瑠、大好き!
仕事いってきます!!!!」


「あぁ、無理はするなよ?いってらっしゃい」


波瑠の言葉を聞いてから電話をきり、仕事に向かった。





それからと言うものの、
仕事に行けば打合せをしたり、披露宴の準備や手配に追われ、
休憩時間にはデスクに昼食を起きながら家から持ってきた自分のパソコンでプランを企画する。


仕事が終わって帰宅してからも、波瑠との電話以外の時間を企画に当てた。







毎日目まぐるしく過ぎ去っていくけど、それでも波瑠と無理はしないと約束をしたから、ご飯はきっちりと食べて、睡眠時間も取るようにした。


次に会うとき、ゲッソリした、醜い私なんて見せられないから。


いつまでも波瑠には愛されたい。


だから休みの日にはエステに行ったり、フラをしたり、自分の為に時間を使った。


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